気山小学校では、いつ頃から始まったのかよく分かりませんが、卒業式の翌日からしばらくの間、卒業生達が新しい登校班での登校に自主的に付き添ってくれる姿が見られます。今年の卒業生はどうかな、と思いながら登校してくる子ども達を校門で待ち受けていると、登校班の中に私服姿の子どもの姿が!
打ち合わせやお願いはしていませんでしたが、11名の卒業生たちは在校生の登校に付き添ってくれました。一足早く春休みに入った卒業生たちですが、今年も後輩たちのためにいつも通り起床して、校門まで見守ってくれています。
大人や先生から言われたから行っているのではなく、子ども達の発案で始まり何年も受け継がれてきたこの活動からも、気山っ子のやさしさやつながりの深さを感じます。
3月15日(水)に、第55回卒業証書授与式が行われました。
今日は空も卒業生の門出を祝ってくれているかのような晴天で、巣立っていく11名の明るい未来を示してくれているかのようでした。また、切追の坂口さんが、この日に間に合うようにと育てられたお花をお貸しくださり、卒業生が歩む花道はとても華やかになりました。
式典では、大変凛々しく堂々とした卒業生と感謝の思いを所作や歌声で示そうとする在校生の姿が見られました。さらには、来賓や保護者の方々の優しい眼差しに見守られ、厳かな中にも温かなムードに包まれていました。
最後は、気山小ヨイヨイ音頭をみんなで踊って締めくくりました。
卒業生のみなさん、本日は小学校のご卒業、おめでとうございます!
どうぞ元気で、中学校でもご活躍ください。
3月3日(金)に全校集会があり、校長先生から「いのちの話」をしていただきました。
自然災害や紛争など、日本を含め世界では多くの命がうばわれてしまったできごとがいくつもあります。最近でもトルコ地震やロシアのウクライナ侵攻に関わる戦闘で、何万という命が失われました。
災害や紛争が起きていない国や地域に住んでいる人のであっても、生きるエネルギーが減少し生きるのがつらくなったり、自ら命を絶ってしまったりする人がいます。自分や家族、仲間が持つかけがえのない命を何としても守らなければなりません。今回、そのためにはどうしたらよいのかということについて、校長先生から教えていただきました。
つらいことや悲しいことがあったら、一人で悩まず誰かに相談すること、「助けて」とSOSを出すことが大切だと分かりました。