人権集会 ~お手玉いくつ・戦争と気山~
12月10日に、人権集会がありました。
最初に、読み聞かせボランティアの方に読み聞かせをしていただきました。
「お手玉いくつ」という本です。
ふつう お手玉の中には アズキを入れるんだけれど、あたしの お手玉には、母さんがいった 大豆をいれてくれていたんだよ。
その大豆をそっと食べます。なんともいえない 幸せな気分になったんだよ。
後半は、しめ縄を教えてくださった地域の方からお話をお聞きしました。
「先ほど、校内放送で 気山の秋 が聞こえてきて懐かしくなった。あの歌は、八村の秋 を題と歌詞を変えて作られたもので、80年ほど前の気山小学校でも歌われていました。」
「昭和20年7月、私は八村北国民学校(現気山小学校)の5年生だった。暑いので菅湖(三方五湖の一つ)で水浴びをしていたら、哨戒機から砲弾を3発落とされた。」
「その1か月後に戦争は終わった。その後、教科書が新聞紙のような形で届けられた。各学校で紙を切り綴って教科書を作った。」
貴重な体験をお話しいただきました。子どもたちは、今は想像もできない戦争の話を、神妙な顔つきで聴いていました。
80年前に思いを寄せて、今の平和な世界が、いつまでの続くよう願いを強くしました。
ありがとうございました。
コメント