量感コンテスト
「1リットルはどれくらいの量ですか?」
この問いに、みなんさんならどう答えるでしょうか。
牛乳パック1本分、500mlのペットボトル2本分など、、、
自分の生活経験から「だいたいこれぐらい」と見当をつけて考えていることと思います。
「1リットルを図れる道具がないからわからない。」
と言ってしまえばそれまでですが、昨今学校教育で子どもたちにつけたいとされる生きる力や活用力を育む上では、上記のような言葉が子どもから返ってくるのでは少し残念。このような考え方は、「長さ」や「重さ」、「時間」などにも共通しています。
「あの入れ物が確か1リットルだったから、だいたいこれぐらいかな、、、」
「自分の手のひらを広げた長さが〇〇cmだから、、、」
「これぐらいなら△△kgぐらいだろう、、、」など
目まぐるしく変わる社会情勢に伴い、子どもたちを取り巻く環境が今と昔では大きく異なるのも事実です。その中で普遍的なものの考え方を身に付け、「わからない。」で済まさずに、今までの生活経験や知識を活用しながら目の前の課題に対応していくことが大切なのではないでしょうか。
そこで今回は「水の量」に注目した量感コンテストを行いました。
縦割り班に分かれ、低・中・高学年ごとに課題に取り組みました。
低学年の課題は、「1リットル分の水を手ですくってみよう」です。中・高学年からのアドバイスはなし。各班とも低学年だけで相談しながら1リットルを手ですくっていました。
中学年の課題は、「5リットルの水をすくってみよう。」です。低学年より水の量は多くなり難易度が上がったので、条件として「給食でいつも飲んでいる牛乳パックを使ってもよい」ことが追加されました。
「給食で飲んでいるいつもの牛乳パックは200ml」ということに気づけるか、「5リットルということは200mlの何杯分か」を計算できるか、が勝負の決め手といったところでしょうか。
高学年はさらにレベルが上がり、「このバケツに入っている水は何リットルか。」です。バケツには触ってもいけません。見るだけです。
各班ごとに測定をする先生も慎重に、厳正な審査をしていました。
結果は以下の通りでした。
ランチルーム前の「算数コーナー」に、今回の量感コンテストで使ったものや水の量に関する様々なものを展示しました。