人権集会
12月4日から10日は、人権週間です。
気山小でも人権集会を行いました。
校長先生から、マゼランとラプラプ王のお話がありました。今もフィリピンにはマゼランの記念碑と、ラプラプ王の銅像がともに建っています。
今から500年以上前に初めて世界一周をしたマゼラン。命がけの航海をし、素晴らしい成果を残した英雄マゼランですが、フィリピンでラプラプ王に殺されてしまいます。マゼランは航海を続けるために、フィリピンで水や食料を確保しようとしました。が、フィリピンの人々にとっては、マゼラン一行は敵だとみなされたのです。ラプラプ王側の人々にとっては、フィリピンを脅かしたマゼランを殺したラプラプ王が、英雄なのです。今では、どちらも英雄です。
見方を変えると、一人の人物が英雄にも敵にもなるわけです。
また、「ルビンの壺」の絵のお話もお聞きしました。
この絵は壺にも見えますし、見方によっては向かい合った顔にも見えます。
これはどちらも正解です。
立場が違えば見方も変わります。
自分だけが正しいと思うのではなくて、相手の立場や意見もちゃんと聞けるようになると、みんなが笑顔になります。
お互いの考え方を認め合って平和な世の中を作っていきたいですね。
また、一年生の発表もありました。いいところ見つけをしている劇や、それぞれの学年のいいところを発表しました。
「いいね、いいね、すてきだね!」の大合唱に、体育館中あたたかい雰囲気に包まれました。
自分もみんなも大切にしていくことが、大切ですね。
まわりのみんなの気持ちも考えて、みんなが居心地よく、仲良く過ごしていきましょう。