今週は給食週間
『おいしく食べて、若狭町のよさを知ろう』をテーマに、今週から1週間が給食週間です。
今日は給食委員が、給食時にランチルームで給食の歴史について話をしてくれました。
他にも今週は給食感謝の集いをはじめ、様々な取り組みが予定されています。毎日の給食に、より一層感謝していただきたいと思います。
【今日の給食】古代米ごはん、牛乳、いとこ煮、アオリイカの酢の物、かしわ汁
【給食一口メモ】
今日は「若狭町の伝承料理」です。「いとこ煮」は上中地域に伝わるふるさと料理です。昔は砂糖がなかなか手に入らず貴重な食材で、砂糖が使われた料理を食べることは贅沢なことでした。地上の小豆と、地中の里芋、大根、人参などを一緒に煮ることから「いとこ煮」と言われています。伝承料理とは、それぞれの地方に伝えられてきた独特の料理で、様々な知恵や工夫がされています。これからも、すばらしい伝承料理や食文化を大事に伝えていってほしいことから給食にも取り入れました。アオリイカは、イカの中では特に美味しいとされ、大きいものは胴の長さが45cmを超える大型で9月中旬~11月まで獲れます。胴の全域にかけて団扇(うちわ)のようなヒレがあり、大きな目のまわりが色鮮やかなブルーに光ります。今年は漁獲量が少なく、今日のアオリイカは旬の時期に捕れたものを保存しておいてもらい、酢の物にしました。かしわ汁は昔、春の一日総出の後、労をねぎらうために、一合のおにぎりと、養鶏家から鶏肉をいただき、持ち寄りの野菜で具沢山の鶏汁がふるまわれ、丼でいただきました。これがいつのまにかかしわ汁と呼ばれるようになりました。